鳥取県中部で震度6弱を観測した地震で愛媛県松山市は22日、被災地支援のため応急給水車1台と職員2人を同県湯梨浜町に派遣した。
 22日午前8時ごろ、各自治体の水道局が加盟する日本水道協会中国四国地方支部から応援要請を受け、松山市を同11時半に出発した。給水車の容量は2トン。米子市水道局で給水後、午後6時半から湯梨浜町内の集会所で被災者へ給水を始めた。同町では水道水が濁っているという。
 市公営企業局企画総務課の白石邦彦課長は「現地の方々に寄り添った活動をしたい。将来愛媛で災害が発生したときの備えとして、職員には経験を積んできてもらいたい」と話している。23日に交代要員を含む職員4人と、情報収集や移動に使う車2台を追加派遣する予定。